祇園祭2014・花傘巡行
祇園祭の後祭(7月24日)の巡行の後に、行われた「花傘巡行」を拝見しました。
午前10時に八坂神社を出発した行列を、11時頃寺町通で待機中の状態で。何故待機中かと言いますと、後祭の巡行が通り過ぎた直後で、市役所前での受け入れ準備が未だ出来ていなかったのでは無いかと思いました。或いは花傘巡行が予定より早く着き過ぎたことも考えられますが・・・。
花傘巡行には、多くの女性(主に花街の方達)と、子供達が参加していますので、その人達を中心に取材しました。なお、この巡行の参加者は約千人との事です。
行列の先頭は元気一杯の「子供神輿」です。5基位はあったでしょうか。
大分長く待たされている様です。早く動かないかなあと前方を見ている子や我関せずの子など、そろそろ厭きて来た雰囲気です。
こちらの皆さんは、お行儀良く物静かに立ち並んでいました。
「神饌行列」です。「神饌」(しんせん)とは、神様にお供えする食べ物類です。
やや手持ち無沙汰気味の「児武者」の2人です。
右の見物人の男の子の心境や如何に?。僕もこんな恰好がしたいなあ!?
馬に跨る「馬長稚児」(うまおさちご)達は、10人位いたでしょうか。皆堂々としていました。少しも怖がっている様な感じはありませんでした。
「花笠巡行」ですから、花傘にも登場戴きました。10基余りが加わっていました。
「織商鉾」の美人達は、「ミスきもの京都」の方々です。
京都の5花街の綺麗どころが、毎年交代で2組が、巡行に華を添えています。
今年は「宮川町」(↑)と、↓は「祇園甲部」の皆さんです。
それぞれに踊りのテーマが決められています。
「宮川町」は「コンチキ踊」、「祇園甲部」は「雀踊」の看板が、屋台に掛けられていました。
こちらも、毎年巡行に加わっている「鷺舞」の女の子達です。
しっかりと舞の衣装に身を固めていて、見ていても気持ちが良い印象を受けます。鷺の頭の飾りは面白いですね。
最後は、「萬燈踊」の女の子達です。やや待ちくたびれの感じがしました。
可哀想に何時まで待たされるのでしょうね。
なお、この他巡行には、「祇園太鼓」や「六斎念仏」や「祇園囃子」など、大人の方達の屋台もあります。
解説書に依りますと、昭和47年の山鉾巡行一本化の際に、山鉾が出現する以前の「祇園会」(ぎおんえ)の初原的形態を現代に再現する目的で、この「花傘巡行」が始められたとのことです。
巡行が八坂神社に帰社後は、境内で芸能や舞踊を奉納されることになっています。
なお、これまでの祇園祭はカテゴリー京都”祇園祭”をご覧ください。
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