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2015年3月 3日 (火)

京都の魅惑的な地名(3)塩竈町(本塩竈町)

 今回訪ねた場所は、「塩竈町」(しおかまちょう)と「本塩竈町」(ほんしおかまちょう)と、2つの地名があります。
 塩竈町は五条通に面していて、富小路通と高倉通の間の奥行の狭い範囲です。もっとも五条通は戦中に拡幅されたものですから、五条通も含まれるのかも知れません。
 本塩竈町は広大です。河原町通と五条通に囲まれたところで、大体は西は高倉通、南は六条通に拡がっています。
 その訳は、この地名の元になっている「源 融の別荘・河原院」の広大さによるものと思います。「河原院」は、平安京の中でもトップクラスの広さの邸宅だった様です。河原とは、鴨川です。「源 融」については、最後にご紹介します。

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この付近に「河原院」があったとされるところです。
見えている大木は榎です。「河原院」にあった森の名残だとか。
右側には「高瀬川」が流れています(当然当時には無かったものですが・・・)。
左側には「鴨川」があります。北から南を見ています。

近寄って見ました。

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榎の大木の根元には石碑がありました。「此附近 源融河原院址」とあります。この石碑がある場所は、本塩竈町の東端(と言うよりも違う地名)です。
「河原院」の広大さが、良く判ります。

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五条通の北側にある「塩竈町」の地名表示です。
塩竈町は、東から富小路通(もう少し東に広がっていますが)・柳馬場通・堺町通り・高倉通と幅広くにあります。但し奥行は狭いです。

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五条通に面した塩竈町の一部です。東から西方向を見ています。
右側に停まって入る車の真後ろに「ほっかほっか亭」(弁当屋)が見えますが、
そこは堺町通の角になります。

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「本塩竈町」の地名表示です。六条通は、本塩竈町の南の端になります。

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河原町通から、本塩竈町の一部を見ています。本塩竈町には10か寺以上のお寺が集まっています。そんな中で、画面に見える「市比売神社」(いちひめじんじゃ)は、女人を守ってくださる神様です。本塩竈町の真ん中辺りの通りにあります。

 最後に、幾つかのことについて、ご紹介させて戴きます。

 「源 融」について
 ○822~895年の人、嵯峨天皇の第8皇子で臣籍降下して、源姓を名乗りました。嵯峨源氏です。河原左大臣とも言われた。
 ○嵯峨にも別荘を持っていました。嵯峨釈迦堂(清凉寺)にお墓があります。
 ○こちら「河原院」内に、陸奥国松島海岸の塩竈浦を模した庭園を造りました。彼は塩竈浦を真似ただけでなく、庭園に海水を運ばせて海を造りました。
「河原院」は8町(約3万5千坪)もあったので、そんなものも造れたのでしょう。
 しかし、海水を運ぶのはさぞ大変なことだったと思います。尼ケ崎から運ばせたとか。ここで製塩をした様です。
 贅沢極まる貴族の我が儘ですね。
 ○融は「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルとも言われています。
 ○塩竈浦は、既に当時の貴族たちに良く知られており、憧れみたいなものもあった様です。九条兼実や在原業平などが歌に歌っています。
 ○「河原院」は、融の死後宇多法皇が受け継いだのですが、その後は荒れ果てて行きました。

 「塩竈町」と「本塩竈町」のこと
 ○初めに「塩竈町」を名乗ったところ、こちらこそ「塩竈」の本場なりと言うことで、「本塩竈町」を名乗ったと言う経緯があったとのことです。
 商品などで良くあるケースですが・・・。元祖・元・老舗など。

 
 「宮城県塩釜市」との交流について
 ○塩竈の縁で、京都市下京区(本塩竈町・塩竈町の所在区)との交流が、平成21年から相互に訪問する形で、交流が行われています。

「河原町通」の名前は、この「河原院」から生まれたとも言われています。

ご訪問ありがとうございます。
本日出かけておりますのでコメント欄は閉じさせて戴きます。

 
    

 

 

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