2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

お勧めブログ

無料ブログはココログ

« 京都・珍皇寺の六道まいりにも舞妓さん | トップページ | 京都・修学院離宮を参観しましたー4 上離宮 建物編 »

2013年8月13日 (火)

京都・修学院離宮を参観しましたー3 中離宮

 前回の続きです。
中離宮」への松並木の道を歩いて、「中離宮」に着きました。
 ここには、「楽只軒」(らくしけん)と「客殿」の2つの建物が繋がってあります。

028a

「中離宮」に入る門です。案内の方が、一つ一つの門を手持ちの鍵で開けて、私達を中へ誘導して下さいます。

030a_2

こちらの建物が、「楽只軒」です。以前は「林丘寺」との係りがあったそうです。
内親王がお住まいになっていたそうで、簡素な中にも趣があります。
右手上に少し見える建物が「客殿」です。

031a

建物に近寄って見ました。2つの部屋があります。

A

中を覗かせて戴きました。手前一の間は6畳だそうです。
「楽只軒」の扁額が見えます。一の間には、吉野山の桜が、奥の二の間には、龍田川の紅葉が、狩野探信(探幽の子)の筆で描かれています。


033a

「客殿」に来ました。正面に見えるのが、一間半の飾り棚で、霞がたなびいている様に見えるところから「霞棚」と呼ばれています。
桂離宮の「桂棚」、醍醐三宝院の「醍醐棚」と共に、天下の三棚と称されています。

039a

襖に描かれている絵も、煌びやかな中にも、落ち着いた感じがします。

036a

杉戸に描かれた古い祇園祭の様子は、住吉具慶の筆と言われています。

034a

また、こちらの杉戸には大きな鯉が描かれていて、その上に網が描かれています。
なんでも鯉が逃げ出さない様にと、円山応挙が描いたとか。
そして網の一部が破られています。芸の細かいことですね。
なお、鯉の絵の筆者は不明だそうです。

044a

「客殿」の横手に来ました。
建物は、入母屋造り木賊葺きの廂の深い屋根を持っています。
右手の欄干には、「網干の欄干」と言われるものが造られていて、漁村で網を干した形を表した、低い手すりが付けられています。

041a

「客殿」の濡れ縁から見た、お庭の一部です。
「中離宮」から、次の「上離宮」に行くには、元来た松並木の道を戻ることになります。

 この「中離宮」は、後水尾上皇が、第8皇女の光子内親王(朱宮)のために建てられた朱宮御所に、東福門院(後水尾上皇の皇后・将軍徳川秀忠の娘和子)亡き後の女院御所の建物を一部移築拡張し、上皇崩御後、光子内親王は落飾得度して、林丘寺とされました。
明治になって林丘寺の境内の半分、楽只軒と客殿が、当時の宮内省に返還されました。

« 京都・珍皇寺の六道まいりにも舞妓さん | トップページ | 京都・修学院離宮を参観しましたー4 上離宮 建物編 »

地域 歴史」カテゴリの記事

コメント

古都人さん 
 おはようございます
中離宮の上品で趣の感じられる建物の内外に溜息が出ます
これが本当の贅沢なのでしょうね
あらゆる場所に簡素でありながら、
美と贅、想像も出来ない様な工夫が感じられますね
後水尾上皇は美意識の強い感性の優れた方だったのですね

二つの建物の中部を拝見して、一般公開で拝観した京都御所を思い出しました
最後の中離宮の辿ってきた歴史を拝見して
更に心打たれる思いです
前回の大河ドラマ 「平清盛」を思い出しています。

古都人さん
 おはようございます
中離宮の門も施錠されているのですね
二つの建物、特に楽只軒の一見簡素にも見えますが
上品で趣の有る佇まい
上質な贅沢と言うのでしょうか
流石に客殿の中は襖絵や杉戸にまで贅を尽くされていますね
天下の三棚の言葉は知っていましたが
修学院離宮の「霞棚」もその一つだったのですね
描かれた鯉の上に網とはユーモアが有りますね
全体にはやはり落ち着いた趣が感じられて
後水尾上皇のお人柄が感じられます
建物の深い屋根や漁村で網を干した形を表した
「網干の欄干」1つ1つに工夫がしてあり
流石、修学院離宮ですね

見学しながら説明を受けながらの撮影は大変だったのでは?
と思いながら感謝しながら拝見しました。


古都人さん   おはようございます
今朝は少し涼しいですね

中離宮の門にも鍵がされておりそれを
開けていただきながら拝見するなんて
ちょっと感動しますね。

このような所は他の地にはありません。
やはり京都だからでしょうね。
建物の内部も上質な趣が感じられます。
特に最後の客殿からみたお庭の写真が
とても素敵です。
涼しさも感じますね
あ~  気持ちがいいです。

古都人さん
こんにちは、今日もうだるような暑さですねぇ。
こちら離宮は広大な比叡山の麓にあって
みるものの心を虜にしますねぇ~
美と利便さと簡潔さ、素敵です~
実際に暮らしてみたい~色々と不都合も
あるのでしょうかぁ~
夢を見せていただきました、いいなぁ~
素敵です、暑さの中こういう所を
見せていただくと涼を感じます。
いつもありがとうございます。

taekoさんへ
こんにちわ
そうですね 説明も聞きながら写真も撮るのは
当初は大変でしたがもう慣れました
特に説明されたところは記事にするしないはべつとして
後で記事作成の参考になりますので出来るだけ撮影
する様にしています
そうですね どこまでが後水尾上皇ご自身のアイデァか
判りませんが随所に見事な出来栄えが見られますね

hirugaoさんへ
こんにちわ
そうでしたね ちょっぴり涼しさが味わえましたね
早く朝晩は涼しいねと言いたいですね
係りの方が鍵を持っていて一つ一つ門を開けられる
のは何か変な感じがしましたが現在の管理上は
やむを得ないことなのでしょう
そうですね やはり千年の都であった京都ならではの
ことでしょうね
そうですね あちこちに上質な趣が見られました
当時の芸術家も力を貸したことでしょうね

ムームーさんへ
こんにちわ
そうですね 当時は比叡山の麓一帯は物凄く静かな
場所だったことでしょう
緩やかな扇状地でしたから離宮建設には最適な場所
だろうと思います
立体的な構図も考えられたかも知れませんね
暑いときには涼しさを求めるのにも良い場所だったのかも
知れません
こちらこそ何時も有難うございます

こんばんは (◎´∀`)ノ
世の中には「行こうと思えば行けるところ」と「一生涯、行けそうもないところ」があります。
ここ修学院離宮は、私にとっては後者のところでしょう。
それだけに先回の下離宮に続いてのご紹介、しっかり拝見させていただきました。
下離宮同様、中離宮の門も質素に造られていますね。
楽只軒、これで「らくしけん」と読むのですね (。_。/メモメモ!
外観はやはり質素なイメージですが、中はさすが狩野派の筆で描かれた床の間など、やはり素晴らしいものがありますね。
客殿の霞棚、決してピントがずれたのではなく、このようなデザインなのですよね。
このように描く技術、これも「さすが!」としか言いようがありません。
『天下の三棚』というものがあることも初めて知りました。
襖絵や杉戸の絵も格調が感じられます。
鯉の絵、鯉を描いた作者は不明で、後に円山応挙が網を書き加えたのでしょうか?
次はいよいよ上離宮ですね。
楽しみにしています (^_^)ニコッ!

慕辺未行さんへ
お早うございます
そうですね この中離宮にも技と雅の粋が
散りばめられていますね
中離宮は女性の皇族の方々のゆかりが
多い様ですので何となく柔らかな感じを受けました
鯉の絵の網だけは応挙が描いたと伝えられていると
説明書には書いてありますね
何時かはここをご覧になることもあるかと思いますので
諦めないでください

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1153718/50993700

この記事へのトラックバック一覧です: 京都・修学院離宮を参観しましたー3 中離宮:

« 京都・珍皇寺の六道まいりにも舞妓さん | トップページ | 京都・修学院離宮を参観しましたー4 上離宮 建物編 »