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2013年3月17日 (日)

京都・嵯峨釈迦堂の「お松明式」を拝見する

 「嵯峨釈迦堂」(清凉寺)では、涅槃会(ねはんえ・釈迦入滅の日・旧暦にて)の夜、
境内では「お松明式」が行われます。
3月の年中行事の中では、是非見ておくべきと教えられ、
15日に出掛けました。 
私としては初めてのことで、京都の三大火祭りの一つでもあります。

 夜の8時頃から始まると聞いていましたが、明るい内にお松明を見たいと思い、
当日午後に行って見ました。
序に「嵯峨大念仏狂言」(後日にご紹介します)
も演じられると知り、合わせて行きました。

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本堂には、「お松明式」に備えての飾り付けなどが出来ていました

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 本堂の前の境内には、既に高さが約7mもある「お松明」が、3基逆三角錐の形で立てられていました。
藤蔓による縛り方が面白いです。どんな訳があるのでしょう?
3基の松明は、早稲・中稲・晩稲に見立て、それぞれの燃え具合で、
その年の米の豊凶を占うものだったそうです。

午後8時から始まると聞いていたので、7時半過ぎに、清凉寺に着きました。
沢山の夜店も出ていて、子供達も大勢来ていました。嬉しいことでしょう。

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本堂に飾られた高張提灯にも灯が入り、いよいよお松明の点火を待つばかりです。
提灯の高さにも意味があるとか。高い・低いがありますね。

 8時過ぎ、先ずお松明の回りを3回まわる「お練り」から始まりました。
お坊さんや保存会の方々が、高張提灯や手提げの提灯を持って、「南無阿弥陀仏」を唱えながら、回られます。

ほぼ同時に、「護摩壇」に火が点けられました。

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物凄い煙と、やがて勢い良く火炎が立ち昇り始めました。
お坊さんのリズミカルなお経が聞こえます。
火の粉が、松明に燃え移らないか心配する位の火の勢いです。

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いよいよ「お松明」に、火が点けられました。8時25分です。
「お練り」の皆さんも立ち止まって、見詰めておられます。
万一のために、消防の人達も何人か立ち会っていました。

「お松明式」は、お釈迦様が亡くなられて、荼毘に付された様子を表しているとのことです。
江戸時代には、既に行われていたそうです。

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3基のお松明ともに火が点けられました。
凄い勢いで、火は燃え上がっています。

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3基の「お松明」は、今この時が最も良く燃えています。
10m程は離れていますが、顔が熱いです。

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8時40分過ぎ、右手と真ん中の「お松明」が、崩れ始めました。

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なのにどうしたことか、左手の「お松明」が、まだしっかりと立っています。
松明の中は燃えているのに、外側が燃えていない様です。
保存会の方が、あちこちに火を付けておられました。
稲作の吉凶は、どうなるのでしょう?

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右手と真ん中の2基は、完全に崩れてしまいました。

午後8時50分頃です。3基とも完全に燃え尽きるまでには、まだ少し時間が掛りそうですので、私はこの辺で失礼しました。

人間、燃え盛る火を見ていると、心が騒ぎ出す思いがしました。
心が揺さぶられる思いもしました。
東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福と、一日も早い復興を、燃え盛る火に祈りました。

 

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伝統行事」カテゴリの記事

コメント

古都人さん
 おはようございます
清凉寺のお松明式の様子、迫力が有りますね
お写真で拝見するだけでも感動しています
人間は赤々と燃え上がる火を見ると
思わず手を合わせたくなりますね
東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

3月の年中行事の中では是非見ておくべきとのお松明式、
明るい間に撮られた高さが7mも有る松明
そして燃え盛るお松明
全く違ったものに見えますね。
 
清凉寺のお松明式は江戸時代からとの事ですが
知りませんでした
詳しい説明と写真で実際に見ているような錯覚を覚えました。
古都人さんのお蔭でこれからも見る事の無いお松明式。興味津々で拝見しました。
二度にわたる取材ありがとうございます。
お疲れ様でした。
 
嵯峨大念仏狂言も愉しみにしています。
 

古都人さん
 おはようございます
そして取材ありがとうございます。
清凉寺のお松明式は勿論初めて拝見しました。
京都の三大火祭りの一つだったのですね
江戸時代に既に行われていたとか
京都の奥深さを知る思いです。

火が付けられる前の三基のお松明
形も藤蔓による絞り方もユニークですね。

何よりも、勢いよく燃えるお松明
凄いですね
もうもうと煙も見えます
読経の中で燃え盛るお松明
迫力が有りますね
古都人さんの臨場感溢れる写真と説明で
その様子がよく解りました。
二度もお出かけ戴いて本当にお疲れ様でした
お蔭でこれからも多分見る事の無い清凉寺の
お松明を見る事が出来て本当に有り難いです
 
改めて東日本大震災で亡くなられた方の
ご冥福を祈らずにはいられません。

はじめまして
 京都に住んでいる者です
京都に住まいしていても中々見る機会の少ない様々な行事や
情報など毎回興味深く拝見しています
特に清凉寺のお松明式は一度拝見したいと思いながら
機会を失っていました
感動しながら何度も読み返しています。

文章を書くことは苦手で拙いコメントですが
一言お礼を申し上げたくて書かせて戴きました
これからも楽しみに拝見します

古都人さん
おはようございます。
清凉寺のお松明式は初めて見ました。
3大祭りのひとつなんですね。
厳かで勇壮で見事ですねぇ~
燃え盛る炎を見てると言われるように
祈りをささげたくなります。
私もこちらで手を合わせてみます。
いつもありがとうございます。
知らないことがたくさんありますが
見せていただけて嬉しいですわぁ。

こんばんは    古都人さん

初めてこのお松明式の事知りました。
まあ何と幽玄の世界でしょう。

二月堂の修二会を思い出しました。
こうしてようやく春がやってくるのですね。

お松明の燃える火が感動的ですね。
素晴らしい記事をありがとうございました。

taekoさんへ
こんばんわ
京都は年中行事や民俗行事などが大変多くて
中々思う様には行けません
この「お松明式」も生涯学習の中で講師の先生が
3月に見るべき行事だと教えられ行った次第でした
もっと伝統的な行事に行かなければと思っている
ところです

前田さんへ
こんばんわ
初めまして ようこそお出でくださり有難うございます
そうですね 京都に住んでいましても何しろ色んな
行事が多くて追っ駆けるのが大変です
これからもこの様な行事には是非行って見たいと
思っておりますのでどうぞ宜しくお願い致します

ムームーさんへ
こんばんわ
そうですね 京都には火に係わる宗教や民俗
行事が多いですね
五山の送り火を筆頭に 鞍馬の火祭 洛北の松上げ
そしてこの「お松明式」など 火は神聖であり 畏怖を
抱かせる不思議な作用がありますね
扱いを間違えると恐いことにもなります
こちらこそ何時も有難うございます

hirugaoさんへ
こんばんわ
二月堂のお水取りの火は動的ですが
こちらは静的です 
がしかし燃える火はダイナミックです
火が持つ魔力見たいなものを感じました
火の恐ろしさも感じました

こんばんは
燃えさかる炎を見ると
自然への畏敬が高まります。
大切に尊ばなければならないものを感じます。
実際にその場にいたら
どんなに感動することでしょう。
古都人さんの心が伝わってきました。

こんばんは (◎´∀`)ノ
お釈迦様入滅の日に行われるお松明式。
こうして拝見しますと信仰心が薄い日本人(もちろん、信仰心が篤い方もたくさんいらっしゃいます)も、仏教徒なのだと感じます。
昼間、準備されている様子、そして夜。
古都人様のフットワークの素晴らしさにも感心させられます。
燃え盛る炎・・・、確かになぜか心が揺さぶられるような気がします。
『火の神』がそこに存在しているからかもしれない・・・そんなふうに思いました。

古都人さん  こんばんは
お知り合いのコスモスさんを通して
大好きな京都に触れ合うことも多かったのですが
現在は凄く淋しく思っています。
こちらで素敵な京都に出会いそうで嬉しく思います。

嵯峨釈迦堂の「お松明式」は京都三大祭との
事ですが初めて拝見しました。
昼間のお松明式の様子と燃え盛るお松明の対比
順を追ってのお写真と説明、「お松明式」の事
学ばさせて頂きました。
皆さん手を合わせておいでだったのではと思います。
厳かで迫力ある行事、感動と祈りを感じさせて頂きました。

雅美さんへ
お早うございます
そうですね 「火」と言うのは不思議な力を
持っていますね
じっと見詰めていますと引き込まれそうな
感じがしました
古代から「火」への畏怖を人類は持った
ことでしょう

慕辺未行さんへ
お早うございます
そうですね 多分「涅槃会」などは知らない方が
多いかと思いますが目に見える「お松明式」は
老いも若きも「火」に魅せられていたと思います
「火」の魔力は凄いです
割合交通の便が良かったので上手く対応出来ました

すみれさんへ
お早うございます
お訪ね戴いて嬉しく思います
ブログのタイトルも「京 歩き」としていますので
京都のことを中心に 時に京都府以外の記事も
ありますが 京都の諸行事をご紹介していますし
これからもして行きたいと思っております
実は私も初めての宗教行事の拝見でした
拝見して良かったと思っております
「火」に対する祈りのひとときでした
京都の火祭はこの他に 鞍馬の火祭と洛北各地での松上げ
ですが実は鞍馬の火祭は未だ拝見したことがないのです
ちょっと遠い地のためです 帰りの便も懸念されるためでもあります

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