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2012年10月18日 (木)

京都市北区中川・北山杉の里を訪ねるー1(磨丸太倉庫)

 川端康成の小説「古都」の舞台となった、京都市北区中川は北山杉の産地で、
杉林や杉の磨丸太倉庫群、そして民家や自然など、魅力一杯の景観が見られます。
また、急坂を登ったところにある「宗蓮寺」の「秋明菊」も有名?です。
 それらを拝見するべく、10月10日(水)に出掛けました。
JR西日本バスの周山行きに乗り、「山城中川」で下車しました。

 まず「磨丸太倉庫群」を拝見します。
そこは杉丸太の加工や乾燥場として使われた建物ですが、地元では一帯を「国の重要文化的景観」の選定を受けようとされているのですが、
問題の倉庫群の老朽化が進み、倒壊の恐れもあるとかで、
取りあえずの応急修理は4月にされました。

 では、町中を流れる「清滝川」沿いに並ぶ問題の「倉庫群」を、ご紹介しましょう。
バス停から少し戻って、町の南から北に向かって歩きました。
 なお、中川の町は縦に長いので、バス停が4箇所もあります。
北から、中川学校前・北山中川・山城中川・菩提道です。

Img_5913a

最初に目に入るのは、この建物です。
一帯の建物群の中では、大きい方ですが、かなり老朽化が進んでいるように見えます。
倉庫の真後ろまで、北山杉の林が見られます。

Img_5915a

建物の右手の3階建てに近寄って見ました。
ここでは、磨丸太は見られません。
普通の物置になっている感じですが、かつての繁栄が偲ばれます。

さらに北に進んで見ました。

Img_5922a

上の建物の北隣りの建物です。少し規模は小さいようです。

Img_5924a

清滝川が流れていますので、それぞれに自前の橋を架けられています。

Img_5928a

上の建物を、北寄りから見ています。建物の規模としては中位かなと思います。
また、建物もしっかりとしているように思いました。

Img_5955a

こちらの建物の屋根は、何故か今までの「平入り」ではなく、「妻入り」になっています。
こちらの建物も、最初のものと違って、しっかりとしているように見えました。
ここでも北山杉の林が、建物の真後ろまで迫っています。

Img_5929a

暫く歩いていますと、川のこちら側(道の傍)にも、作業場があって、
磨丸太が立て掛けてあり、中では作業をされている姿がありました。

Img_5931a

丸太の薄皮を剥き易いように、水に浸けておいたものを、刃物で丁寧に削っておられました。
丁度おばさんもおられ、昔の皮むきや丸太磨きのことを、話してくださいました。
今ではかなりの作業が機械化されているようでした。
それよりも、床柱としての磨丸太の需要が大幅に減っていることが、
中川の町全体の問題だと、その深刻さを嘆いておられました。
そうですよね、マンションですと床の間など殆どの場合ありませんね。

 以上の「磨丸太倉庫群」の本格的な修復には、相当な費用が掛かるようですが、
北山林業のなりわいを後世に伝えるためにも、がんばって頂きたいと思います。

 この後は、町中の様子などを、ご紹介したいと思います。

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地域 歴史」カテゴリの記事

コメント

古都人さん
 おはようございます
感動しています。
北区中川地帯の北山杉は何となく知っていましたし、
そして和室が無くなって床の間も無くなった
そんな知識は有りましたが、
実際にこちらで北山杉で生活をされていた方達のことにまで思いが及びませんでした
「国の重要文化的景観」の選定が受けられることを心から願います。
 お写真を説明と共に拝見していますが
其々が立派な建物だけに老朽化が切ないですね
当時の繁栄がうかがわれます。
北山杉に清滝川
橋を架けて建てられた立派な倉庫群
当時はまさか和室が急激に減るとは
思っておられなかったでしょうね

 丸太の薄皮を剥く姿が中川のあちらこちらで
見られる日が来ることを願う気持ちでいっぱいです。

古都人さん
おはようございます
 ご紹介の場所”中川”も北山杉で有名な事も
勿論、磨丸太倉庫群が有ることも知らずにいます。

ここも京都なのですね
磨丸太倉庫群の何と立派なこと。
スクロールしながら何度も拝見していますが
カルチャーショックを受けています
確かに老朽化は感じますが
落ち着いた歴史の重みも感じています。
これはこちらで生活をしていない者の軽い言葉だとは思いますが。
建物の前で育てて居られる草花にも皆さんの優しさを感じます
私もこの立派な建物群が「国の重要文化的景観」の選定を受けて
認定されることを心から願います。
是非、一度お訪ねしてみたいです。
 
古都人さんはこの場所を何故ご存じなのか
その事にも興味が有ります。
知らないのは私だけかも知れませんが・・・

 

古都人さん
おはようございます。
随分以前にここらあたりを通行しました。
良い所ですねぇ~
川端康成の小説「古都」の舞台になりましたね。
雰囲気のあるいいところですわぁ。
最近では和風の家が少なくなり丸太の需要も
少ないでしょうね。
山に並ぶ杉の木立を見るといいですねぇ。
いつも精力的に回られてて関心いたします。
ご紹介をありがとうごいます。

taekoさんへ
こんにちわ
私は今まで京都周辺(と限りませんが)は
兎に角良く歩き回っていました(もう過去形です)
ここ中川は周山への通り道です
また菩提滝への入り口です
東海自然歩道の通過地点でもあります
こんな具合に歩きの人間にとっては馴染みの
場所なのです

ムームーさんへ
こんにちわ
そうですね 川端康成の「古都」は勿論原作も有名ですが
映画にもなってより広く知られましたね
ある大学では「古都」に絞った研究成果も聴いたことがあります
「古都」と言う一編の作品にこんなに深く研究されたことに
感心した覚えがあります
名作なのですね

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