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2012年2月 5日 (日)

京都の節分行事 (平安神宮)

 2月2日に、壬生寺吉田神社の節分会・節分祭の様子を拝観しましたが、
3日の午後には平安神宮の節分行事のうち、追儺式の「大儺之儀」(だいなのぎ)を拝観しました。
  平安神宮では、これ以外に節分狂言や鬼やらいや豆撒きなども行なわれます。
 平安神宮の「大儺之儀」は、平安時代に宮中儀式として行なわれていたものを、
戦後に復活し一般に公開されたものです。
同じ様な追儺式は吉田神社などでも行なわれています。

 「大儺之儀」は、外拝殿(大極殿)前の広い境内で、行われました。

Img_0886a
四方に忌竹を立て、注連縄を張り巡らせた斎場です。
開始30分前の様子です。まだ出入りは自由です。

Img_0890a
  午後2時から始まりました。
主役?の「方相氏」以外のメンバーが勢揃いしました。
手前左の緑色の服装の人が「陰陽師」で、後程祝詞を奏します。
その右のオレンジ色の服装は、神前に供物などを供える方達です。
向こうに立つ人達は、各々役を持っています。

 「陰陽師」が祝詞を奏している間に、儀式の主役とも言うべき「方相氏」(ほうそうし)が、小童6人を従えて入場して来ました。

Img_0892a
「方相氏」は右手に矛を、左手には盾を持っています。
従う6人の小童達は、それぞれ竹松明を持っています。
やがて神前に向かって整列しますと、「方相氏」は手に持った矛と盾とをぶっつけながら、大きな声で「鬼やろう」と3度叫びます。

 次に「上卿」(しょうけい)が、真ん中に進み、北東と北西の空に向かって、桃の弓で葦の矢を射ます。
Img_0900a

 さらに、「殿上人」(てんじょうびと)が、真ん中に進み出て、
桃の杖で四方
の土地を、「おうー」と叫びつつ打ちます。
Img_0905b
桃は悪疫を払う魔力を持つと、考えられています。

 これらが終わると、「方相氏」を先頭に、招待客も含め全員が、「鬼やろう」「鬼やろう」と叫びつつ、式場内を3回まわります。
勿論「方相氏」は矛と盾とをぶっつけながらです。
Img_0911a

 ここでの儀式が終わったら、「応天門」に向かいます。

Img_0928a
「応天門」の南側でも、ほぼ同じ儀式が行なわれました。

 所要時間は、前庭では約45分間、応天門では約5分間でした。

 「方相氏」の顔のUPです。

Img_0930a
四つ目が、不気味な感じを受けます。
人間の倍の眼力で、鬼を追い払うのでしょう。

  平安神宮の、この「追儺式」では、鬼は姿を見せません。
これが終わった後の行事では、追い払った筈の鬼が遣って来る様です。
来年は是非その場面を見たいものです。
来年のことを言っては、さぞ鬼が笑っていることでしょう。

 以上で、今年の節分行事は、お終いとします。

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コメント

こんばんは
平安神宮の節分の様子、ご紹介戴いてありがとうございます。
以前から拝観したいと思っていました。
丁寧な説明とお写真を拝見していますが、まるで時代絵巻を見ているようです。
古式ゆかしい厳かな雰囲気にまず驚いています。
これは正しく儀式ですね。
参加されている人たちの姿に、歴史の重みを感じます
 四つ目の方相氏、不気味ですが人間の倍の眼力で物が
見えたらそれも不幸かも知れませんね。
見なくても良いものは見ない方が幸せと思うのは私だけかも。
 追い払った筈の鬼・・・
興味が有ります。
来年は鬼に笑われても(笑い)拝観したいと言わせて戴きます。
 節分のご紹介ありがとうございました。
毎回楽しく拝見させて戴きました。
 お疲れ様でした。

古都人さん
 こんばんは(*^。^*)
京都の節分祭のご紹介ありがとうございました。
古都人さんが自らの足と、目でご覧になられた
節分祭はどこも興味深い内容で、学ぶことも多いでした。
そして今まで、”節分”≒豆撒き程度の認識でしたが
厳粛な行事で歴史と伝統が有ることが良く解りました。
今日の平安神宮の節分にそれを特に感じました。
今年は北野天神さんの節分祭しか
見る事は出来ませんでしたが
来年は曜日が合えば、ご紹介のお寺や神社で
拝観したいと思います。
 

こんばんは ヽ(´▽`)/
これはこれは・・・古式ゆかしいと申しましょうか、伝統的な節分行事なのでしょうね。
このような節分の様子は、初めて見ました。
衣装や髪型、平安朝の時代を表現しているのでしょうね。
さすが京都だナァ ・・・(・_・)!と思わずにはいられません。
名古屋に居ながらにして、すっかり京都の節分を堪能させていただきました。
ありがとうございました m(u_u)mアリガト!

古都人さん
いつもありがとうございます。
平安神宮の節分の行事ははじめて見ます。
素晴らしいですねぇ~
厳粛な行事で見ごたえがありますね。
ご紹介いただいて良かったですわぁ。
来年は見にいきたいです。

taekoさんへ
こんにちわ
実は私が平安神宮の「大儺式」を知ったのは数年前でした
それから時々拝観していますが 今回は3回目です
吉田さんや盧山寺などと比べて割合に人が少ないので
ゆっくりと拝観出来ますので嬉しいです
見なくても良いものは見ない方が幸せ 一理ありますね
見たくないのに見せられる 不幸 これも困ったことです
来年は平安神宮の鬼を是非見たいと思っています

コスモスさんへ
こんにちわ
毎年 節分が近付くと今年はどこへ行くか 悩みます
それ程京都の各社寺は節分の行事に力を入れておられる
様に思います
今年はいろいろと悩んだ結果がこの3社寺でした
社寺によっては凄い人出と夜の行事ですから尻込みしてしまいます
歳ですね
来年はあまり有名ではないけれどユニークな行事を見たいと思っています
鬼さんに笑われない様にして

慕辺未行さん
こんにちわ
3つの社寺の節分行事をご覧頂きまして有難うございました
平安時代に宮中で行われていた秘儀だったものが 今一般にも
見られる様になったことは嬉しいことです
平安神宮の場合は嘗て公卿の一員だった「猪熊」氏が考証。指導
されたものと聞いています

ムームーさんへ
こんにちわ
平安神宮の節分行事は 行われる場所も広いし
その割に見物する人も比較的多くないので
お勧めです
少し早目に行かれると好きな場所も選べますから
気持ち的にはゆっくりと拝観出来ますよ

京都の節分の行事はやはり田舎とは違い、特に京都はきらびやかさ、と伝統を感じさせられます
寺社によって趣向をこらされて面白そう
大五も見物したいものです

大五さんへ
こんばんわ
京都は社寺が多くありますので それらの社寺が競って
何らかの節分行事を遣られます
そんな中でも人気が高いのは
壬生寺 吉田神社 盧山寺などです
平安神宮も人気的には上にありますね
毎年どこを回ろうか悩むところです
但し人出が多くて写真など撮るのが大変です
その点平安神宮は比較的空いています

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