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2011年12月14日 (水)

古代の祭祀・いのりの人面土器

 「京都市考古資料館」で拝見しました、古代の祭祀での「いのり」の
「人面墨書土器」をご紹介しましょう。
詳しくは、最後をご覧くださいね。

 先日行われた人気投票の結果から、ベスト7が展示されています。

Img_4409a
堂々の第1位に選ばれたのが、この土器です。
眉を逆立て、目を怒らせ、大きく口を開けた(しかし歯が見えていますが)
顔ですね。

Img_4410a
第2位の土器です。こちらもやや怒っていますね。

Img_4411a
こちらは、第3位の土器です。何故か情けなそうな顔ですね。

Img_4412a

第7位まであるのですが、残りの4つから私が選んだのが↑です。
 上位3つとは違って、やや子供っぽい感じが気に入りました。
鼻の描き方もユニークですね。因みに第4位でした。

 これらの墨書人面土器は、京都市伏見区淀水垂町での発掘調査で出土したもので、
長岡京の東南境界の祭祀遺跡です。
 墨書人面土器が、実に584点も出土しました。
土器以外に土製の祭祀具など243点も出土しています。

 古代の人は、息と共に「けがれ」を土器の中に吹き込んでから、
川に流しました。
 「人形」(ひとがた)にも、この様な「けがれ」を落とす方法もありましたね。
 考古学において、異なる種類ないしは性格の遺物が同じ遺構から一緒に出土した
遺物の1つに、「延暦10年(791年)3月16日」の紀年銘木簡があって、墨書人面土器は、その頃のものと考えられるそうです。
 因みに、平安遷都は794年です。
 何れも京都市指定文化財に指定されました。

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地域 歴史」カテゴリの記事

コメント

古都人さん
 おはようございます!(^^)!
ご紹介の「人面墨書土器」は勿論、初めて見ました。
恥ずかしいですが、言葉も知りませんでした。
お顔が、表情が何とも愉しいですね。
描かれた方のその時の心が感じられるような気がします。
怒った顔はその時の気持ちなのでしょうか

”いのり”との事ですが出来れば
4位の子供っぽい顔や優しい顔を描きたいものです
古代の人は息と共に「けがれ」を土器の中に吹きこんだのも
興味が有ります。
どうして息を入れられたのか?
1位に選ばれた怒った顔は絵として選ばれたのか?
584点も出土したそうですか
どのような顔が多かったのか?興味はつきませんね。
 「京都市考古資料館」で是非拝見してきます。


おはようございます
↓の京都の町中を歩くも愉しく拝見しました。

そして、古代の祭礼の祈りの人面土器
何とユニークで愉しいお顔に見入ってしまいました
私も怒りよりむしろ情けなそうな顔や
子供っぽいお顔に親しみを感じます。
 584点も出土されたとのこと
古代の人は息と共にけがれを土器に吹き込んでから
川に流した
「人形を流した」のどちらも
今では、不思議な事に思えますが
それを信じていた古代の人達が羨ましいような気もします
今は、余りにも現実的になっていて
少し寂しいような気もします

随分、古い物ですが、綺麗な形で残っていた事にも感動しいます。

 私も考古学博物館で是非拝見させて戴きます
ご紹介ありがとうございます

古都人さん
いつも優しくおもいやりのある言葉をいただいて
ありがとうございます。
ユニークな人面墨書土器ですね、様々な表情
があり人の世の業を感じますわ。
こんなのが出土したなんて素晴らしいですね。
汚れを土器に吹き込み川に流す、今も似たような
風習があるのでしょうね。
珍しいものをありがとうございます~

コスモスさんへ
こんにちわ
出土した土器に人の顔が描かれたのが長岡京の末期と思われます
その頃は世が乱れていてそれは怨霊のせいと考えられ
平安京へ都を遷そうかと言う時期だと思います
当時は勿論医学などありませんからけがれや病気などは
何か他のものに転嫁するしか無かったと思います
自分の体の中にある不都合なものを息と共に
吐き出し土器に移して流すか捨てるかしたのでしょう
呪いと言うよりも真剣にそうしなければと思って
皆さん遣っていたのでしょう
怒った顔は世の中の乱れに対する怒りかも知れませんね

taekoさんへ
こんにちわ
現代でも行われている「雛流し」なども同じ様な考えですね
自分の身代わりにお雛さんに自分の願いを込めて流す
また紙で作られた「人形」(ひとがた)に息を吹きかけて
流れに流すなど 今もその風習が残っていて行われていますね
墨書人面土器の展示(但し人気投票による上位7位までだけ)は
今出川通大宮の市バス停留所前です
「京都市考古資料館」(無料です 休館日にご注意を)で展示されています

ムームーさんへ
こんにちわ
今も下鴨神社の雛流しの時に斎王代の方が遣っておられる
ことも同じ思いのことですね
今から約1200年も前の人が書いた顔だと思うとより親しみを感じますね
自分の顔を水などに映して描いた人もいるでしょうし
自分の気持ちをストレートに表現した人もいたのかも知れませんね
土器に墨書して流すなど庶民の人達ではなく もう少し余裕を持った
人かも知れませんね

こんな土器があるとは?
一寸、落書きのようでもあり

ところで、終い弘法などは行かれるのでしょうか?
行かれたらUPして下さい。

こんばんは (^o^)/
!!(゚ロ゚屮)屮...こんな土器があるのですか?!縄文やら弥生式のような土器でしたら、博物館などで拝見したことはありますが、このように絵が描かれた土器は初めて見ました。
時代的には奈良から平安に遷る直前の時代なのですね。
これらの絵が、どのような思いで描かれたのか、興味深いです。

maetuさんへ
お早うございます
私は落書きではなく土器に息を吹き込んだ人の自画像だと
思います 但しその時のその人の気持ちが籠もっていて
いろいろな表情になっているのではないかと思います
さてご希望の21日の終い弘法さんの日は終日所用があって
出掛けなければなりませんので申し訳けありません
代わりにと言ってはなんですが25日の終い天神さんには
行く予定をしておりますのでそちらの方の様子をお知らせ
させて頂きますので悪しからずご容赦の程を宜しくお願いします

慕辺未行さんへ
お早うございます
墨書土器(所有者の名前や人の名前、祈りを込めた一字など)
は比較的あちこちで出土していますが
人の顔を描いたと言うのは少ないかと思います
土器に描かれた表情からいろいろと推理するのは
面白いことですね
この土器の描かれた時期は長岡京の末期に近い時期の様です

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